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| 今夏が最後と・・・ |
８月２７．２８日、仙台拘置支所に拘束されている北陵クリニック事件の冤罪被害者・守大助さんと面会をしてきました。
冷房もない、この酷暑の中で小机に身体を伏せることも居眠りも許されない日々。壁に閉ざされて日中でも明かりがないと暗い。３０ワットの蛍光灯１本ぶら下がっているだけで視力が低下しているともいう。布団カバーは５年以上も洗濯がなくカビだらけ、賞味期限前なのにジャムにカビが、パンにカビが！
夏！今の季節は地獄です。
「推定無罪」の未決者なのに法も人権も届く事のない、それが日本の司法の実態だ……そんな手紙を思い出しながら面会室に入った。
オッ！という感じの何とも爽やかな大助さんが現れたのでビックリ。ビラの写真も明るい感じの好青年看護士の雰囲気であったが、実際は遙かに無垢で正義感が溢れる人柄であった。医療現場の連続殺人鬼、何でそんな事になってしまったのか、絶対に違う！とその優しい笑顔に思わず引き込まれてしまう。
過酷な拘置所の処遇に関する事を話題したが、大助さんはそんな事は問題ではないと、逮捕の経過やその時の情況や心情をファイルを示しながら懸命に説明する。その話の内容には無理がなく極めて自然な当たり前のクリニック生活や看護活動の日々が語られる。凡そ事件とは無関係な有罪にはナントしても結びつかない話の内容でした。
過酷な取り調べや自白の事、あるいは地裁・高裁のデタラメ裁判の事を、話したい・聞いて貰いたいという押さえがたい思いが沸き立っていました。それは取りも直さず、大助さんの供述や主張に全く耳を傾ける事無くゴミのように投げ捨てた検察・裁判官への憤激の表れなのです。
娑婆との繋がり、社会との連帯の確認は面会を通して実感出来るのです。その意味でも現在、面会の回数や人数が圧倒的に少ないようです。面会の組織化や励ましの手紙の集中など早急に進めなければならないと思いました。
「『支援する首都圏の会』の皆様に心からお願いします。一人でも多くの方々に私の無実を伝えてくさい。私は絶対にやっていません。『今夏が獄中からの訴えの最後と信じ、暑さに耐えています』」とも。
ＰＳ：翌々日早くも面会の礼状が届きました。最後の文末を転載しておきます。
…＜私は無実です。誰がなんと言おうが絶対にやってません。どうして、密室の取調べが裁判官の前での証言より信用できるというのでしょうか。皆さん゛自白゛は捜査側が考えた強制と誘導によって作られたんです。私の無実を信じ私が訴えていることを街宣で伝えて下さい。 ８／２８＞
９／５ 金井記
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