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| 08.11.19面会記 |
１１月１９日、大助さんの面会に行って来ました。他に添田さん、小塚さんが一緒でした。
大助さんは元気そうで、顔の色艶も良く、少し太ったと言っていました。すでに聞いていましたが、宮城の時より食事の内容は良いそうです。ただ、ちょうど前日あたりから寒くなってきた為か、この時は少し風邪気味とのことでした。もちろん暖房も無く、下着などで重ね着をしようにも一度に出しておける衣類の数が限られるので、沢山身に着けるられるというものではないそうです。
大助さんは刑務所内の工場で靴を縫う作業をしていますが、その為に手が荒れてしまったと、手を見せてくれました。でも以前は指が細くて女性のような手と言われていたのが、力を使うので、今は男の手らしくなってきたと、少し冗談ぽく話してくれました。最近メガネを作ったそうですが、度が細かく注文できず、少し強めの１．０だそうです。状況によってメガネとコンタクトを併用しているそうです。散髪は一ケ月に一度で、基本は短髪ですが何類かによって、多少個人の希望が取り入れられ、大助さんは五分刈りでサイドを少し短めにしていました。
私は今回初めて大助さんに会いましたが、明るい、しっかりした好青年という印象でした。こういう苦しい立場にありながら、私達に対しての気遣いも忘れず、また、終始ニコニコして話をしてくれました。そんな大助さんがこの面会でも「ここに長くいるつもりはない」と最後のほうにきっぱりと言ったその言葉が、ずっしりと重たく感じました。
黒田愛子 |
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