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| 08.11.11面会記(2) |
１１月１１日、火曜日の午後、大助さんに会ってきました。客野さんと片山さんも一緒です。客野さんも片山さんも会うのは初めてですが、宮城にいたころから文通をしていたので、初めて会った気がしないと言っていました。
私たちが面会室に入っていくと、大助さんは先に来て、椅子に座って待っていました。坊主頭を見るのは初めてですが、まったく高校の野球選手みたいに短く刈り込んでいるのではなく、短めのスポーツタイプの髪型という印象でした。何だかかえって若返ったみたいな感じに見えました。実際、少し体重も増えたそうです。食事がおいしい、と言っていましたし、顔色もよく、元気そうで、安心するという以上に嬉しくなりました。もともと話し好きな方ではありますが、とてもにこやかにいろいろと話してくれました。
手紙でも聞いていましたが、宮城に比べて千葉は職員の方達がとても良くて、精神的にはだいぶ楽だと言っていました。
一般の人よりも、刑務所にいる人の方が警察の取調べのひどさや、やってもいないことを「自白」させられてしまう状況は理解して貰えるだろうと思っていたが、かえってここの受刑者の方が、警察はそこまでひどくない、とかやってないことを自白するはずがないというようなことを言うので驚いた、とも言っていました。おそらく、大多数の受刑者は実際に犯罪を行っているし、その通りに自供して裁判を受けているので、自分自身については納得しているのでしょう。ちょっと「面白い」話しだなぁと思いました。
大助さんがお元気そうで、ひとまずは安心・・・でも、安心などしている場合ではないことは分かっているつもりです。大助さんの「留学」が一日でも早く終わるように、支援の方も気持ちを引き締めなければならないとあらためて思います。
今井恭平 |
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