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| 〜守大助さん知人（元北陵クリニック出入り業者）より〜 |
※本文章は2008年6月7日、「上告審報告・再審決起集会」における守大助さん知人の講演を事務局が聞き取り、要旨を掲載したものです。文章の責任は全て事務局にあります。
事件当時北陵クリニックに出入りしていた検査センターに勤務していた。
●私の知る守大助さん
私が知る守さんのイメージは優しいお兄ちゃん。先日会を経由して私宛にメッセージがあった。その内容を知り、今も守さんがあのときと変わらない優しい人であることを実感した。何年も前に少しだけ仕事で話しただけの私のことを覚えていてくれたこと、そして心配してくれていたことに驚き、過酷な年月を経た今でも人を思いやることのできる素敵な人だと実感できた。北陵クリニックで働いていた守さんはいつも患者さんのために頑張っているように私には見えた。誰にでも気さくに声をかけていたし、点滴などの治療を嫌がって泣いている小さな女の子や患者さんに手を握ってあげたり優しく頭をなでてあげたりとかいう光景を何度も見ている。いつも笑顔を絶やさず患者さんの立場に立っていられる人という印象。
●もう一度守さんの笑顔を
事件をテレビで知ったとき何かの間違いだという思いでいっぱいだった。守さんの笑顔を知っていたので絶対に違うという確信を持っていた。でも当時の私は何をしていいのか分からず、遠くから裁判を見守ることしかできなかったことを今とても後悔している。もっと一人でも多くの人に訴えていれば、できることを全部していれば、と後悔している。だから今自分にできることを精一杯しようと決めた。できることは多くないが一人でも多くの人に間違った裁判だと知ってもらう努力をしたい。もう一度守さんの心からの笑顔を見たい。守さんに心から笑ってほしいと思っている。
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