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| H20.3.25 抗議報告集会 |
2008年3月25日、仙台市シルバーセンターで今回の上告棄却に対する抗議報告集会（日本国民救援会宮城県本部、守大助さんを支援する会主催）が開かれ、135名が参加。マスコミも5社入ったそうです。
集会では主催者挨拶に日本国民救援会宮城県本部の庄司会長、来賓挨拶に日本国民救援会中央本部小川事務局次長が立った後、弁護団から阿部弁護団長と小関弁護士が挨拶に立ちました。
阿部弁護団長は「科学的事実に目を背けた不当な判決」「宮城刑務所で坊主頭になった守君と会い、あらためて今後の闘いを誓った」「このような事態になったことを率直にお詫び申し上げたい」と述べた後、裁判について、「全量消費が許される場合と許されない場合の基準を示すよう求めたが最高裁は無視した」「自白時に取調べの録音・録画が行われていれば警察の強圧的な誘導が白日の下に曝されていただろう」「裁判官は警察・検察の主張を批判的に検証し、誤りを見つけるのが仕事。本件は安全弁としての役割を全く果たしていない」と批判しました。
小関弁護士は、事件の最大の証拠とされた警察鑑定について、「鑑定書は大層なものと思われるかもしれないが実際は非常にお粗末。ベクロニウムがあったという考えを述べているだけで客観的な資料はほとんどない。大学教授に同じものを依頼すれば10倍くらいの資料が出てくる。補充書として最高裁に提出した意見書で、質量分析に詳しい東京薬科大学准教授は、本件鑑定からはベクロニウムのデータは何ら読み取れない、としている。」と批判し、「日弁連の支援要請を真っ先に考えている」と現状について話されました。
その後、元北陵クリニックの同僚看護師が挨拶に立ち、「自分も取調べを受ける中で、冤罪はこうして作られるんだなあと思った」と体験談を述べられました。
守大助さんの父・勝男さんは、涙を抑える母・祐子さんの隣で挨拶に立ち、「息子・大助は一般の人の前では笑顔で面会していたが、我々身内の前では泣いていた」ことを明かし、「今日は大助のネクタイを締めてきた。少しでも早くこの場に本当の大助が来て挨拶できるように今後も再審請求に向けて皆様のご支援をお願いしたい」と話されました。
最後に日本国民救援会宮城県本部の堤事務局長が抗議声明文案を示し、守大助さんを支援する会の志賀事務局長、鹿又会長が最後の訴えを行い解散しました。
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日本国民救援会宮城県本部庄司会長 |
日本国民救援会中央本部小川事務局次長 |
「司法の安全弁が働いてない」
と指摘する阿部弁護団長
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警察鑑定を批判する小関弁護士 |
仙台の主催者陣
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司会をする宮城県本部堤事務局長 |
支援を訴える父・勝男さん |
タスキをかけ涙ぐむ母・祐子さん
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寄せ書きや激励の手紙
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支援者からたくさんの手紙が
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守大助さんを支援する会・志賀事務局長
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守大助さんを支援する会・鹿又会長 |
会場いっぱいの参加者
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報道陣も参加
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