父・勝男さんが街頭スピーチに立ち、次のように訴えを行いました。
「仙台・北陵クリニック事件は何でもないただの急変を医療機関に疎い警察が判断を誤って殺人事件に仕立てあげたものです。」「唯一の証拠とされる大阪府警の鑑定書は、国内の法医学者の実験データや外国の文献とも（筋弛緩剤のデータを表す）数値が違っており、それにも関わらず筋弛緩剤と断定しているのです。」 |
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「仙台高裁は測定器が違うから違う数字でもかまわないなどという判決を出している。測定器が違っても同じ数値が出るのが科学ではないか。」「仙台・北陵クリニック事件は警察の証拠捏造によって有罪にされたものです。」「北陵クリニック事件は冤罪です。」「息子は全くの無実です。」 |
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ビラ配りの後、制度改善要求で、最高裁、法務省、警察庁等々の司法関係行政のうち、北陵クリニック事件支援者はご両親を含め、11：00から法務省要請に参加しました。
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法務省要請では、鹿児島の公選法違反冤罪事件や、富山の強姦冤罪事件で自白の強要が行われていたことを踏まえ、取調べの可視化や検察官手持ち証拠の全面開示等々が要請されました。守さんの父・勝男さんはこれに関連して、北陵クリニック事件では、事件の核心に関わる（証拠隠滅とされた）赤い針箱や中身の空アンプルが、弁護側の開示要求にも関わらず全く開示されていないことを説明されました。 |
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また刑務所や拘置所での処遇改善に関連して、守さんの母・祐子さんから、仙台拘置所では外来者向けには1個40円のカイロが勾留者向けには1個73円で販売されており、指摘後値段が下がった事例や、飲食物の支給品目や購入品目が刑務所に比べて拘置所の方が少ないこと等、具体的な事例を説明されました。
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13：00からの最高裁個別事件要請では、最高裁建物内に入り、書記官に対し、勝男さんから一・二審では証拠隠滅とされ、犯人性の重大な根拠にされた赤い針箱や中身の空アンプルが、弁護側の開示要求にも関わらず写真しか開示されておらず、ロット番号の記載されている実物が開示されていないこと、母・祐子さんからは1日も早く正当な裁判を行って息子を返してほしいこと、を訴えられました。 |
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| 首都圏の会・藤沢からは大助さんの手紙を例にして、彼は家族を大切に考えている青年であり、その家族を不幸に突き落とす犯罪を犯すはずのないこと、また元同僚の手紙から、同僚たちは不当な取調べで事実を捻じ曲げられた証言をとられていることを説明し、またクリニックに問題はあっても大助さんに不審なことは何もなかったという同僚の言葉を紹介しました。 |
