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| 守大助さん自作の詩(9) 〜千葉刑務所より〜 |
雨よ降れ すぐに怒りが 消えるよう
Iという 医師を許さず 夏燃る
電灯を 消すことのない 獄の中
青空に 走る俺らに 汗光る
雨が僕の涙です
僕は泣きたくてもガマンしてます
ここで泣いてしまったら
止めること できません
もしあなたが泣いている時
雨が 降っていたら
それは 僕の涙です
やさしい雨かはげしい雨か ・ ・
雨が 降っていたら
それは 僕の涙です
雨が 僕の涙です
２０１３ ８ Daisuke
“何もしない”
今日は何にもしない・・・
何にもしないで いようと決めた
考えることも 思い出すことも
悩むことも イライラすることも
やらなければ いけないこと 分かるけど・・
もう どうにでもなれと
投げ出したくなる時も やっぱりある
そんな日が 今日かな
落ち込んで 落ち込んで これでもかーと
落ち込んでみるのも いいかな
今日は 何にもしない ・ ・
２０１３ ９ Daisuke
“明日へ”
同じ生活が また今日も始まる
同じ場所で
僕は今日も靴作り
風が吹こうが 雨が降ろうが
雪が降ろうが 晴れようが
同じ生活です
いくら叫んでも 叫んでも
あの日には 戻れない
僕は願いが叶うと信じて
明日を生きる
同じ生活が 今日も始まるが
明日を信じて
僕は生きる 明日のために
２０１３ ９月 Daisuke
まぶしいほど 苦しいほど あなたへの想いが 強くなります
“夕日”
燃えるような夕日を見た
その夕日のおかげで
僕はその夜
昔のいい思い出の
夢を見せてくれた
また燃えるような夕日を見たい。
２０１３．１０ Daisuke
〜 裁判官は犯罪者です 〜
僕は絶対に筋弛緩剤を混入してない
なのに一審 二審 三審の裁判官
１１人は僕の訴えを聞こうとしなかった
そればかりじゃない
無実の僕に
“反省しろ” “無期懲役だ”と
犯罪者に作り上げられた
全くの誤判だ
１１人の裁判官は無実の僕を犯罪者にした
彼らは犯罪者だ
無実の僕を塀の中に閉じ込めた
２０１３ １１月 Daisuke
流れ星 恋人の名を 声に出す
秋風の 吹く冷たさに 胸凍る
大切な 思いを持って 冬の棟
紅葉の 風に吹かれて ふるさとへ
〜 僕を変えてくれるのは？ 〜
高い塀にかこまれた
法律 憲法が 無視された都市
刑務所
毎日同じ行動
社会から隔離されている
日本に居て 日本じゃない
刑務所
季節だけが僕を変えてくれる
何も変わらない生活で
季節だけが僕を変えてくれる
高い塀にかこまれ
社会から隔離されている僕を
季節だけが僕を変えてくれる
２０１３ １１月 Daisuke
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